自分で行う運動との違い

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心臓が元気になる運動は自分ではできない

心臓が元気になる運動は自分では安全にできません。無理をすれば不整脈や心不全悪化などの合併症を起こす危険があります。反対に負荷が小さすぎると心機能や筋力が十分改善しません。

心臓リハビリテーションでは患者さん一人一人の病状に応じた安全で有効な運動負荷量を科学的な数値に基づいて行います。心臓リハビリが進むにつれて病状は変化しますから、運動負荷量も見直しが欠かせません。この調整も当院では最新の検査機器で得られたデータを活用しています。

また適切な運動プログラムを設定しても実行できなければ意味がありません。当院では常に専門のリハビリテーションスタッフが付き添いますので、無理なく確実に実行していただけます。

専門スタッフがついている

患者さんに付き添う心臓リハビリテーションスタッフはただ筋力をアップさせるトレーナーではありません。心臓リハビリテーション指導士や理学療法士の資格を有する医療の専門家です。

 

心臓や大血管に持病を持つ患者さんが安全かつ有効に体力をアップさせるためには専門知識が欠かせません。例えば患者さんには心電図モニターをつけながら運動リハビリテーションに取り組んでいただきますが、表示される心電図波形を正しく解釈できないと重大な合併症を起こす危険があります。

 

専門リハビリスタッフは心電図波形の解釈はもちろん、心肺蘇生術やAEDなど緊急対応の必要性の判断、さらにはその実行までをこなすプロフェッショナル集団なのです。

機械を見ながら行うので安心

心疾患を持つ患者さんでは運動中に不整脈が出る場合が珍しくありません。特に問題になるのが患者さん自身も気づかない無自覚性不整脈です。当院では患者さんに必ず心電図モニターを装着して心臓リハビリテーションテーションを行っており、常に専門のリハビリスタッフがモニターを監視しています。

また自分でも気づかないうちに体調不良を起こしている場合もあります。当院での心臓リハビリテーション前には必ず専門スタッフがコンディションチェックを行います。さらに運動中や運動後も心拍数や血圧など機械で得られる客観的な数値で、患者さんの状態をチェックしています。ですから持病を持つ患者さんも安心して取り組むことができます。

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