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- ドクターズインタビュー
医師を志し、開業を決めた理由を
教えてください
interview 01
医療関係者の親戚に勧められ医師を目指しました。勉強は大変でしたが医業は想像していた以上にやりがいがあり、とりわけ循環器領域に惹かれました。卒業後は長らく兵庫県にある淡路医療センターで勤務し、外来・入院診療やカテーテル・心エコー検査など充実した日々を送っていました。しかし淡路島には当時医療センターにしか循環器の常勤医がいなかったのです。淡路島北エリアの淡路市の方がより通いやすい循環器診療の場を創りたいとの思いから開業いたしました。入院以外はなんでも取り組みたいと思っています。また地域コミュニティの中心、いわばコンビニやカフェのような存在を目指しています。医院の外観をカフェのようにデザインしたのもそのためです。
日々の診療で
大切にされていることはありますか?
interview 02
私の専門は心臓、血管などの循環器や内科全般です。専門以外でも足が腫れた、腰が痛いなど、なんでも相談していただけるような医院を目指しています。内科疾患以外でもぜひご相談ください。可能な範囲で診療し、必要な場合には専門の先生にご紹介します。また患者さんがなんでも話をしやすい雰囲気づくりを大切にしています。近所にいる医学に詳しいおっちゃんや娘さんに気軽に相談するようなイメージです。さらに待ち時間をできるだけ短くするように注力しています。パッと来て、サッと帰る、そのような医院が目標です。来て良かった・安心したなど患者さんが来院して楽しくなる場所、元気が出る空間にしていきたいと考えています。
待ち時間を減らす工夫を
されているとお聞きしました
interview 03
まず外来患者さんの診療時間をしっかり確保するようにしています。実はこれが意外と難しいのです。大病院では本来の予約枠をはるかに超える人数を診療せざるを得ない場面が少なくありません。当院では原則として予約枠を超えないように調整しています。診療に次いで待ち時間が発生するのが会計ですが、当院では自動計算機の導入やスタッフ間での情報共有徹底などにより、診療が終われば速やかに会計が済むように工夫しています。緊急を要する患者さんがおられる場合にはやむを得ずお待たせする場合があるかもしれません。しかしそのような場合であっても、できるだけ待ち時間を最小限にしたいと考えております。
医療センターの役割を全うするための
工夫を教えてください
interview 04
私は淡路医療センターの循環器診療のうち、入院以外のすべてを担いたいと思って開業いたしました。ですから外来診察はもちろん、心臓リハビリテーション、各種検査、在宅診療(往診)に積極的に取り組んでいます。検査部門は特に力を入れており、超音波検査やCPX検査など各種の検査機器を充実させています。また当院では専従の検査技師が超音波検査を担当し、さらに毎週大学病院のドクターをお招きして超音波画像をチェックしていただいています。充実した検査機器と検査のスペシャリスト。この両輪で淡路医療センターと同じくらい質の高い医療を提供してまいります。
循環器系に関するお悩みをお持ちの
方へのメッセージをお願いします
interview 05
まずどれだけ健康な方でも、毎年の健康診断を怠らずに心電図や血液検査を行って、循環器に関する病気の有無を確認しましょう。症状が出ない病気もあるため、注意が必要です。また病状が悪化する前に予防できることはたくさんあります。日々の生活習慣の見直しで状態が改善する場合も少なくありません。次に、何かしらの循環器の病気があるものの、心臓リハビリテーションをされていない方は、かかりつけ医か近くの心臓リハビリテーションがあるクリニックや総合病院へ相談ください。心臓リハビリテーションはただの運動とは異なり、心臓の筋肉を鍛えたり、心肺機能を向上させたりと、専門医でしかできない運動を行います。心臓リハビリテーションを行っているか否かで、入院の有無が変わることも多くあります。
最後に、いつも来てくださっている方には、おかもと循環器クリニックに来てもらってよかったなといっていただけるよう精進いたします。お気づきの点や、些細な事、なんでも宜しいのでお気軽にご相談ください。