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【院長ブログ】心臓超音波検査(心エコー)でわかること

2025.04.05

心臓超音波検査(心エコー)とは?

心臓超音波検査(心エコー)は、超音波を利用して心臓の状態を詳しく調べる検査。放射線を使わないため体に負担が少なく、安全に心臓の動きや構造を確認することができます。産婦人科で胎児の様子を確認する超音波検査と同じ技術を用います。

心エコーでわかること

心臓は4つの部屋(右心房、右心室、左心房、左心室)で構成されており、それぞれの部屋の間には4つの弁(大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁)があります。心エコーでは、以下のようなポイントを確認できます。

  • ・心臓の形や大きさ、厚み、弁の状態
  • ・心臓のポンプ機能(血液を送り出す力)
  • ・弁の異常(狭窄や閉鎖不全など)

弁が硬くなって開きにくくなる「狭窄」や、正常に閉じずに血液が逆流してしまう「閉鎖不全」などの診断にも役立ちます。

また、心臓の動きの異常から、狭心症や心筋梗塞、心筋症、心筋炎といった病気の兆候を見つける手がかりにもなります。

こんな症状がある方におすすめ

  • ・胸の圧迫感や動悸を感じる
  • ・階段を上がるとすぐに息切れする
  • ・足のむくみが気になる
  • ・急に体重が増えた(浮腫みの可能性あり)
  • ・高血圧・糖尿病・脂質異常症などの持病がある

心エコー(心臓超音波)検査の精度と技師の技術

心エコーは、検査を担当する技師の技術や知識によって診断の精度が異なることがあります。当クリニックでは、経験豊富な循環器専門の超音波検査士が検査を担当し、精密な診断を行います。

また、健康診断と診療時の検査では目的が異なります。健康診断では異常の有無を調べますが、臨床では既に異常があることを前提に、心臓の状態を詳細に評価します。

例えば、過去に心筋梗塞を経験した方では、心臓の動きが低下していることがありますが、それでも心臓がバランスを取ろうとするため、検査では「拍出量(血液を送り出す量)」の評価が重要になります。また、血栓が付着していないかなどもチェックできます。

健康管理のためにも心エコーを

心エコー検査は、すでに心臓に異常がある方だけでなく、健康管理の一環としても役立つ検査です。気になる症状がある方や、定期的なチェックを希望される方は、お気軽にご相談ください。

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