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【院長ブログ】動脈硬化をまねく原因とは

2024.01.10

動脈硬化とは?

動脈硬化は、血管の内壁が厚くなり硬化することで、血管の弾力性が失われる状態を指します。これにより血液の流れが悪くなり、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、心不全などの深刻な健康問題を引き起こすリスクが高まります。

動悸のセルフチェック方法

動悸があるときには、以下のような点を確認することが推奨されています。

 

□脈が速く感じるか

□脈が強く感じるか

□脈が一定のリズムを刻まず、飛ぶことがあるか

□脈が明らかに不規則でないか

□動悸の発症および停止が突然かどうか

□動悸が徐々に始まり徐々に終わるか

□持続時間

□動悸が始まる直前に何をしていたか

 

これらの項目を医師に伝えることで、動悸の原因を探る際に役立つ情報となります。

動脈硬化の主要な原因は?

以下の生活習慣病が挙げられます。

 

  1. 肥満: 肥満は体内の脂質が過剰に蓄積する状態で、これが動脈硬化のリスクを高める一因となります。過剰な体脂肪は、インスリン抵抗性を引き起こし、耐糖能障害に繋がります。日本肥満学会ではBMIが25以上を肥満と定義しています。

 

  1. 糖尿病: 糖尿病はインスリンの働き不足によって血糖値が高まる病態です。持続する高血糖状態は、血管を損傷し、動脈硬化を進行させます。

 

  1. 高血圧: 高血圧は血液が血管壁に与える圧力が常に高い状態を指します。この状態が続くと、血管壁が硬くなり、動脈硬化を促進します。

 

  1. 脂質異常症: 脂質異常症は血液中の脂質のバランスが崩れる状態を指し、特に高LDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症、低HDLコレステロール血症は動脈硬化と密接に関連しています。

 

これらの原因に共通するのは、不規則な生活習慣、運動不足、偏った食事、ストレスなど日常の行動パターンです。動脈硬化の進行を遅らせるには、これらのリスクファクターを改善することが重要です。

動脈硬化の予防と改善

動脈硬化を予防と改善するためには、食生活の見直しが大切です。

塩分、脂質、糖質の摂取を控え、野菜や海藻、きのこ、魚介類、大豆製品を中心とした食事が推奨されます。

 

また、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。定期的な運動は血管の老化を遅らせ、血管内の一酸化窒素の増加やエンドセリン物質の減少を促し、血管を柔軟に保つ効果があります。特に、週に4~5日、1日に数十分から1時間程度の活発なウォーキングやジョギングを継続することが効果的とされています。

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